架空鉄道株式会社(掲示板) †解説 †日本架空鉄道協会やVRSが架空鉄道コミュニティサイトとして賑わっていた2001年初め頃に、それらとは全く関係がない所で架空鉄道向けの掲示板が開設された。 携帯電話の着信メロディ用に鉄道関係のメロディ(発車メロディなど)を提供していたサイト「鉄携隊」においては、当時サイトのコミュニティに集まった有志が個別に「PoTeTo?掲示板」(2005年にサービス終了)にて各種掲示板を開設していて、それらの掲示板へのリンク集が「鉄携隊」にも存在していた。 そうした「鉄携隊」ユーザー系のPoTeTo?掲示板群の一つとして開設されたのが、「架空鉄道株式会社」掲示板である。 サイトの機能としては上記の通りスレッド型掲示板一つしか無く、そこに参加者が様々な架空鉄道ネタ(「VRS」で言う所の「プレスリリース」のようなもの)を書き込んだり、「相互乗り入れ」やら「共同事業」の交渉やら、あるいは雑談のような雑多な書き込みがされる形態であった。 2001年2月頃に開設され参加者は短期間に増えたが、他の架空鉄道コミュニティとは無縁の場所で形成されたため、架空鉄道コミュニティとしては特異な特徴をいくつか持っていた。
上記の架空鉄道共通カードに関しては、関西地区では掲示板開設当初から「スルッとKOBE」(架空鉄道サークルとしての側面もあったらしい)があり、それに対抗して、掲示板開設後しばらくして東日本地区では「フリーE」が設立された。 早い段階で東西の架空鉄道共通カードが出揃ったこともあり、参加架空鉄道の東西各共通カードごとのグループ化(共通カード=ある種の架空鉄道連盟)が自動的に進んでいった。 参加する架空鉄道が全て同一世界上に存在するという「暗黙の了解」はすでに述べたが、これに起因するトラブルは複数発生している。 初期の段階で発生したトラブルとしては、先に参加していた新党さいたま氏の「埼玉急行電鉄」を横切る形で、後から参加した広幸氏の「武蔵野鉄道」が川越乗り入れを計画したことにより、「テリトリー侵害」として埼玉急行電鉄による、武蔵野鉄道川越乗り入れの妨害があり、この時は両者で話し合った結果、両鉄道が接続する中福駅から川越駅までは埼玉急行電鉄側での建設として、その代償として両社が相互直通運転するという形で決着している。 最も大きなトラブルとしては、2001年6月に、「スルッとKOBE」陣営のある架空鉄道が新潟地区のJR線を買収して系列会社を作ろうとした際に、JR東日本線をエリアに取り込んでいた「フリーE」陣営が猛反発し、既存JR線に対する取り扱い基準を共通化するために、JR西日本を架空鉄道化していた「スルッとKOBE」陣営に対して、それを止めるよう要求したことが上げられる。 しかし、上記の争いは東西陣営の関係を決定的に悪化させるきっかけとなった。 その後もトラブルは多く、後から「フリーE」陣営に参加した者が関西地区に架空鉄道を作ろうとした際、「スルッとKOBE」側と揉めるなどの事件も発生している。 掲示板は1年近く存続したが、終盤は相次ぐコミュニティ内トラブルの頻発に嫌気を指すものも現れ、2002年1月末に参加架空鉄道の大量脱退が発生し、コミュニティは崩壊した。 コミュニティ崩壊後は、有志によって「PoTeTo?系架空鉄道公式HP」が開設されたため、それに参加した者もいれば、PoTeTo?系から離れて「鉄道架空板」などへ移った者もおり、その他、コミュニティ崩壊とともに行方不明になった者も存在した。 ちなみに、「架空鉄道株式会社」掲示板がトラブルを多発させた挙句にコミュニティを崩壊させたことから、以後鉄携隊では架空鉄道を取り扱う掲示板をリンクしない方針をとった。 関連ページ † 鉄携隊 PoTeTo?系架空鉄道公式HP ←←ええ架空鉄道。part 4 →→(スレッドのログ) 関連項目 † |