オープンソース

解説

 「オープンソース」とは、本来はコンピュータプログラムにて、バイナリコードの元となるプログラムのコードを広く公開し、元の開発者以外でもコードの閲覧や変更・改良を可能にすることを意味するが、架空鉄道趣味における「オープンソース」とは、一つの架空鉄道の中身を公開し、複数の人間が参加して構築していく形態を指している。

 架空鉄道制作の方法としてオープンソースを導入した事例としては、2001年にサイトが開設された「東海電鉄」がその先駆者として知られており、この場合は、"東名間を結ぶ大手私鉄"と言うテーマで架空鉄道をうまく構築するために、作者が他者のアイデアを取り入れるために採用した。

 なお、上記手法が「オープンソース」と呼ばれるようになったのは、東海電鉄で採用された手法を、本来のコンピュータプログラム用語であるオープンソースになぞらえたためである。

 「オープンソース」は、手法としては他者のアイデアや知識を取り入れられる点に関して、通常の単独の作者による構築よりも有利であるが、他者が出すアイデアは、必ずしも方向性が一致していなかったり、作者の目指す方向性とは違う意見が出ることもあるので、意見集約・取捨選択をする作者のハンドリングが重要である。

関連ページ

 東海電鉄
 http://www.linkclub.or.jp/~matsu-t/katetsu/index2.html

関連項目


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Last-modified: 2012-06-14 (木) 23:23:08 (4331d)