宮古・岩泉新幹線


<概要>
 山田線盛岡〜宮古間102.1km及び、岩泉線茂市〜岩泉間38.4kmを交流電化・標準軌化し、東京〜宮古・岩泉間に直通列車を走らせようと言う構想です。

 山田線と東北新幹線のレールは、当然のことながら盛岡で接続します。
 新幹線ホームの北で田沢湖線への連絡線(秋田新幹線)が西側に分岐していますが、ちょうどそれを反対にしたような格好で、山田線への連絡線を東側へ分岐させます。

 山田線の普通列車は、従来どおり地平の在来線ホームに発着することになります。
 現在IGRいわて銀河鉄道が使用している0・1番線を標準軌化して山田線専用にし、IGRいわて銀河鉄道の列車は、2〜7番線の使用に変更します。

 岩泉線は、茂市で山田線から分岐しています。
 しかし、現在の茂市駅の配線では、盛岡方面からスイッチバックして岩泉方面への直通運転は困難なので、ホームを若干東へずらして、それを可能なように配線を変更します。
 なお、岩泉線内は、現行どおり全線1閉塞のままです。(同時に1列車しか入線できない)


<列車>
 東北新幹線に直通する「へいがわ」号と「おしかど」号、そして普通列車が運転されます。

 「へいがわ」号は、東京〜宮古間に1日3往復、「おしかど」号は東京〜岩泉間に1日2往復、それぞれ専用のE3系電車4両編成で運転されます。
 いずれも東北新幹線内では、盛岡止まりの「やまびこ」・「Maxやまびこ」号と併結運転を行います。

 停車駅は、上野、大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台と仙台から盛岡の各駅、上盛岡、山岸、上米内、区界、陸中川井、茂市です。

 「おしかど」号は、岩泉線内では各駅に停まります。また、岩泉線内のみの利用に限っては、乗車券・定期券のみで乗車できることにして、普通列車の役割も受け持ちます。

 普通列車は、山田線は盛岡〜上米内・宮古間、川内・茂市〜宮古間に運転されます。
 岩泉線は、宮古〜岩泉間と宮古〜岩手和井内間、それぞれ1往復づつです。ただし、この他に茂市〜岩泉間では、各駅に停まる「おしかど」号2往復が、特急料金無しで利用できます。



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