会津新幹線


<概要>
 磐越西線郡山〜喜多方間81.2kmを標準軌化(広田〜喜多方間は3線軌化)し、東北新幹線に直通する列車を設定して、首都圏と、福島県会津地方を直結しようと言う構想です。

 磐越西線は、郡山〜新津間175.6kmを結ぶ路線ですが、そのうち現在電化されているのは、郡山〜会津若松〜喜多方間81.2kmです。この電化区間のみを改良し、ミニ新幹線電車が走れるようにします。
 郡山〜広田間60.0kmは、貨物列車の運転が無いので標準軌化します。広田〜喜多方間21.2kmは、貨物列車の運転があるほか、喜多方以西の非電化区間の列車が会津若松まで直通するために3線軌化とします。

 郡山駅は、現在は郡山終始発の「なすの」が主に使用している下り線側の11番線を、磐越西線からの直通列車の発着に使用します。そのため、八戸側にアプローチ線を建設し、標準軌化した磐越西線とつなぎます。
 配線の都合上、磐越西線直通列車と併結する東北新幹線の列車は、上下列車ともすべて11番線の発着です。



 新幹線直通以外の列車は、従来どおり地平ホームに発着することになりますが、標準軌車両での運転となるため、あわせて磐越西線発着ホームのみ標準軌化します。


<列車>
 東北新幹線直通の特急「あいづ」号の他に、普通・快速列車などが走ります。

 「あいづ」号は、東京〜会津若松・喜多方間の運転で、本数は1日7往復程度(そのうち喜多方まで行くのは2〜4往復)です。
 専用のE3系5両編成が使用され、東北新幹線内では東京〜仙台間運転の「やまびこ」あるいは「つばさ」併結でない「Maxやまびこ」、または東京〜郡山間の「なすの」との併結運転を行います。
 停車駅は、上野、大宮、小山、宇都宮、那須塩原、新白河、郡山、磐梯熱海、猪苗代、磐梯町(一部列車のみ)、会津若松、塩川です。

 普通・快速列車は、標準軌仕様の701系によって運転されます。会津若松以西では、新津方面からの気動車列車も走ります。


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